DVDを東芝RD(BDレコーダー)へコピー
東芝RD(ブルーレイレコーダー)のお話。
DVD-VIDEO形式のデータを東芝RD機のHDDにコピーする事は不可能だが(というか、DVD-VIDEOをコピーできるレコーダーってあるのだろうか。。。)DVD-VR形式ならRDに無劣化コピーできる。
なので、DVD-VIDEO形式の動画(もしくはSD画質の動画)をRDのHDDへ無劣化コピーしたい場合、PC上でDVD-VIDEO形式からDVD-VR形式に変換して、DVD-RWに書き込んで、それをRDに高速コピーダビングすればいいんじゃないだろうか?と思い実験してみた。
【手順】
1.DVD-VR形式にする前に元の動画の仕込み。
MPEG2ならいいんじゃないの?と思ってたのだけど、wikipediaを見るとどうやらビットレートに注意しないといけない事がわかった。
DVD-VIDEOから抽出したままのMPEG2だと、ビットレートが高すぎる事が多い。
特に映画DVDのビットレートはDVD-VRの規定値を超える場合が多い。
後述する手順2で、そのままのビットレートでDVD-VRを作ろうとすると下記のエラーが出る。
エンコにはTMPGEnc Video Mastering Works 5を使用した。
なんと「最大映像ビットレートを8000kbpsに制限する」というチェックボックスがあるではないか。今までさんざん使ってきたけど、ここにチェックを入れた事はなかった。「この為にあったのか」と思わざるを得ない気の利いた機能。
エンコードしたMPEG2を適当な場所に一時的に保存。
2.DVD-VR形式に変換
1で作ったMPEG2をもとに、DVD-RTAVを作成する。
DVD-VR作成ソフトは懐かしい「TMPGEnc MPEG Editor 3」を使用。
「ディスクタイトル」はそのままの意味でDVD-Rに焼いた時のディスクのタイトル。
レコーダーのメニュー画面には「プログラムタイトル」が表示されるので、ここにはわかりやすいタイトルを入力しておく。
3.ディスクに焼く
最初、使い慣れたImgBurnを使おうと思ったが、どうやらDVD-VR形式には対応していない事がわかった。ImgBurnでDVD-RTAVを元にISOファイルを作る事はいちおう可能だし、それをPC上で再生もできる。でも、DVD-RWやDVD-Rに焼いてもレコーダー側で再生できなかった。
ググった結果、UtilDVDRWというフリーソフトを使えばよい事がわかった。
ドライブにDVD-RWをマウントし、チェックDiscをクリック。
DVD_RTAVディレクトリを指定。
文字通りDVD_RTAVファイルまできっちり指定する。
ひとつ上のファイルを選んでも「VR_MANGR.IFOが見つからない」と言われる。
「ファイナライズする」にチェックが入っていたら外す。
VR書き込みを押すとライティングが始まる。
ライティングが完了すると、DVD-VRディスクが完成。
ISOファイルは作る必要はなかったみたい。
4.東芝RDのHDDにコピー
RDのドライブにマウントし「高速そのままダビング」でHDDに「コピー保存」。
高速なのでもちろん無劣化コピー。
DVD-VRディスクは「高速コピー管理ダビング」などは選択できないみたいだ。
無事コピーできたら、任意のフォルダに移行しておく。
タイトル名はPC上で付けたものが反映されるが、RDにコピーしてからも変更は可能。
機体前面のUSBポートからキーボードを繋げて文字入力できるのもRDシリーズの魅力。
【 結果】
これはとても便利な機能で、子供用の番組など何度も視繰り返し見る映像なら、毎回DVDを挿入する手間が省けてとても良い。僕はこれがしたかったんです。
小さな子どもにDVDドライブを触らせたくないですから。リモコンだけでパッと再生。
あとは、英会話などの勉強用DVDとかも繰り返し見る部類なので、勉強される方はこの方法でHDDに保存しておくといいですね。
映画も何度も観るタイトルならこの方法も便利なのだが、DVD-VIDEOみたいに字幕や音声を選ぶ事はできないし、こればっかりはその都度DVDディスクをマウントするのがいいかと。でも我が家にはVHSをMPEG2にして保存している映画がたくさんあるので、お気に入りは何本かこの方法でRDに移行してます。
こういう事ができるので、レグザは大好き。
で、今はBDAVをREGZAのHDDに戻す事ができるか実験してるんだけど・・・これが全然進まず・・・もし成功したら記事アップします。